「血圧が高いですね。」と言われたらどうしますか?「たまたま緊張して高かったのだ。様子をみよう・・。」と思っておられる方はいらっしゃいませんか?「様子をみよう・」と放っておいて、また一年後の検診で高血圧を指摘されたことはありませんか?「様子をみる。」というのは、家庭血圧を測っていただくということが前提です。外来で収縮期血圧(上の血圧)が140以上、拡張期血圧(下の血圧)が90以上というのは、やはり高いと思います。家庭血圧では、収縮期血圧が130以上、拡張期血圧が85以上は高めです。*家庭血圧は 朝(起床後、排尿してから座った状態で、朝食前・薬服用前に)と夜(就寝前)にはかってください。◎血圧の薬はやめられないと思っていますか?「血圧の薬を飲み始めたら、一生飲まなくてはならなくなるから・」と敬遠される方がいらっしゃいます。確かに体質的に降圧剤を必要とされる方もいらっしゃいますが、原因となっている「肥満」や「運動不足」「塩分の摂りすぎ」「ストレス」などを改善すると、血圧が正常範囲にもどったり、薬をやめられたり、減らせたりすることがあります。薬が嫌だといって血圧を高いままにしておくと、「動脈硬化と高血圧」の悪循環が始まってしまいます。もし、血圧がいつも150以上あったら、その圧で心臓は1日10万回血管と心臓をプッシュし続けています。これは心臓・血管にとって大変な負担なのです。◎まず、医師にご相談ください。家庭血圧チェックや生活習慣改善からはじめましょう。お薬を服用される場合でも、お薬の種類・組み合わせは人それぞれ違います。血圧管理は、「動脈硬化予防」のために行うものです。医師と相談しながら上手に管理していきましょう。 ----------------------------------健康のアドバイスのTOPに戻る
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